生き物にまみれて暮らす主婦レポート in 東京

生き物に関する知識と、栄養管理士の資格などを駆使して日々試行錯誤しているダイアリーです。

ジュラシック・ワールド 炎の王国。レビューと感想


本日は、「大暑」。

その名にふさわしいとても暑い日でした。
スイミンです。こんにちは。


明日から息子はいよいよ夏期講習、夏休み中に、イベントを楽しめる機会もほぼないですし、


以前から約束していたので、

夏期講習の準備を一生懸命やってきて、

やっと見つけた暇に、

ジュラシック・ワールド 炎の王国

を一緒に観に行ってきました(^^)


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注):↑ パンフレットの画像なので転載禁止です。

暑いので、ネットであらかじめ席を予約しておきました。

ほんの数時間でも、現実逃避。できたみたいです。^^

観たい観たいと言っていたので、なんとか行ってきました。


月曜日なのでわりと空いていて、3Dもありますが、私たちは2Dにしました。

どうも、映画ってやっぱり2Dでしょ、と思うのと、3Dみたいなのは息子の病気にあまりよくないので。




ジュラシック・ワールドや、ジュラシック・パークシリーズは全部制覇してきましたが、

印象的には、第1作目がやっぱり1番面白かったので、どうかな?と思っていたけど、

けっこう怖面白かったです。


久しぶりのマルコム博士も少し出てきたし、今度は火山の噴火により、そこに棲息している、かつて人間が作り出した恐竜が滅亡の危機ということで、


そのまま自然に任せましょう、という博士と、


対して、保護しましょうという保護団体もあり、そのあたりはやっぱりそうなるよね、という感じ。


不自然ではあるけれど生きているのだから、

という保護団体の人たちと、

それを利用して実は金儲けをしようと目論む、ロックウッドの後継者のミルズやその取引先の人間やら、


そして、さらに進化させたDNAで、まさに兵器と呼べるような、もはや恐竜とも呼べないシロモノまで開発しちゃった人間やら、

いろいろ出てきます。(すでにこの時点でかなりネタバレ?)


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✳✳ここから先完全にネタバレです。ちゃんと観たい方は飛ばしてください✳✳


初めは、マルコム博士の言う通りでしょ、って思うんですが、実際に保護(じゃないんだけど)されなかった恐竜が、溶岩に追われ、海への崖っぷちで最期の雄たけび?を上げているシーンや、

結局密猟なので、バンバン麻酔銃で撃たれたりひどい扱いをされている恐竜たちを見ているうちに、


なんとかこいつらから恐竜を救い出さなくては!

という、主人公たちの気持ちに同調せざるを得なくなるあたりは、

やっぱりスピルバーグだなぁ、って感じです。

ブルーという、あの、ヴェロキラプトル、頭のいい恐竜がさらに頭が良くなり、感情も?幼い頃からの飼育によって人間に近くなった恐竜が今回の要で、


その恐竜の飼育・トレーニングにあたったのが主人公の男性、オーウェンです。きた、オーウェンさん。


そのブルーのDNAを最も必要としているのが、もはや恐竜とは呼べないシロモノを作り出した人間たちであり、ブルーの、

人間の指示に従うことも可能。

という感情的な部分(DNA)がほしく、それがあれば、


人間の言うことを聞ける最強の「恐竜」兵器が作れる(見込みがある)というわけです。


この辺は、私は個人的に、そんなにうまくいくものかな、って感じました。

確かに、DNAというのは生き物のコアの部分だからブルーのDNAがあれば、人間寄りの兵器になるかもしれません。

が、人間にも、両生類や爬虫類にも、DNAの突然変異というものも稀にあるし、1体の恐竜に、1体だけが持つ特殊なDNAを加えたからといって、


確実にそのまんま受け継ぐか微妙じゃないかなと。


だって、ブルーにも、もともとは野生のDNAがあるわけだから、後天的に身に付いた習性であった場合には、確実ではないし、「そうなりやすい」だけなんじゃないのかなと。


であれば、

ブルーそのもののクローンをまず作ってから、強靭的なDNAを加えていったほうが確実でしょうよ。
と、思ったのでした。

ベースを、人間寄りにしちゃうってことですかね。最強。怖い。すでに怖いのにもっと怖い。


そういうつもりだったのかもしれないし、よく分からないけれど、映画では、

「母がいないとダメだ」

みたいなことを言っていて、

つまりそれは、やっぱりブルーそのもののクローンを作りたかったってことなのかなぁ…


そのあたりは少し謎ですが、その、

試作の段階の恐竜みたいなやつが、めちゃめちゃ強いのです。そして、頭もよい。


あれは怖かったですね~。ターゲットはなんとしてでも仕留めようとするあたり、まさに兵器。
あんなのが何百体もいたら、そりゃあ最強の兵器になるだろうと思います。


そして、その他の恐竜から、金持ちたちによる「恐竜の競り」が始まるのですが、


肉食恐竜ばかり人気なのも、私にはちょっと疑問であり、

もし、

商用として使いたいなら、肉食より草食恐竜のほうが断然扱いやすいし、テーマパークの中に囲うにも人気が出そうだからです。


特に、大きな草食恐竜なんかもう、展示したら愛されちゃうんじゃないかと。(私の発想が怖いよ)


ハッ


重要なこと忘れてた。


あの競りは、闇市みたいなものだから、商用にはできないんだ(笑)



なら、自分が飼ったりコレクションにしたりということになりますが、


それでも、肉食恐竜より、草食恐竜のほうが、


可愛くない?


護衛とかにはなりませんけど。


もし私だったら、と仮定したら、どうしても競り落とさなきゃならないのなら、


私はティラノサウルス(T-レックス)ですね。どうせなら。T-レックスってみんな呼びますが、私はティラノサウルスのほうがしっくりきます。


そして、ティラノサウルスをどうやって管理するかと言うと、まず、自分が死ぬほどの大金持ちだと仮定して、


やっぱり地下にものすごく頑丈な管理室を作り、そこで飼育ですね。足枷とかなしで。


そして、気に入らない人間がいたら地下に誘い込み、レックスの管理室へ放り込む。


誰にも知られずに葬り去ることができる…。フフフ。


さっきから何を物騒なこと書いてるのかって感じですが、冗談です。ただ、

競りに来る大金持ちは、なんのために恐竜を競り落とすのかが疑問で、そういうことだったり、


単純にほしいから、とか、他の用途に使いたいから、とか、あるのかなと想像してみた次第です。


けれども、そういう人間たちをカモにしているほうは、兵器を作りたいわけなので、

そのためには莫大な資金が要るわけで(たぶん)、

そのへんなら理解できた気がします。


ずーっと以前にジュラシックパークを作ったあの、第1作目のハモンドさんは、
夢や希望を実現したくて
人間のエゴで恐竜を復活させましたが、

結局、

エゴで開発したものはさらなるエゴの代償になり、さらなるエゴを生み出し、

また、

恐竜が実際にこの地球にいるということが当たり前のようになっている設定なので、

見慣れたり聞き慣れたりしてしまうと、新鮮さがなくなって、


次の使い道のようなものを考えたり思い付く人間と、

じゃあ保護しましょうよと考えたり思い付く人間と、


大体二種類に分かれていくものなんだな、と思い、

そんな中で、マルコム博士のような人は、

人間のエゴなのだから自然に任せるべき、さもないとどうしようもなくなる、

それは今に始まったことではない、

つまり、

いい加減にしたらどうですか人類。


と言いたいわけで、この人は初めからそういう考えで一貫してきたのですよね。

結局、

あーあ、ほらね、この先どうするのか考えざるを得なくなったかもよ。


というオチなんですが、


うーむ、スピルバーグの映画は人間のエゴさっぷりを描くのがやっぱりうまいな、というか、

直線的だなとか、いろいろ思いながら、大人の私は観てました。そして、


子どもの息子は、というと、

人が襲われる場面で、手で半分目を隠しながら観てました(笑)。(怖がりです。)

でも、

こっちが自然な反応のような気がします。


そんな息子は、帰宅してから、面白かったけどすごく怖かったと言っていて、そして、

恐竜は怖かったけど、それは大きいからであり、


地球上にいる、人間より小さい生き物がもっと大きくなったら人類は滅亡するよね、と言っていました。

ので、

その前に、生態系が崩れて地球が滅亡するかもね、

と返したら、

そうじゃなくて、微生物に至るまで全部大きくなるんだそうです。


そしたら、もう、どうなるのか全くわかんない
\(^o^)/




長くなりましたが、いろいろ突っこみどころもあるけれど、シリーズ的には、楽しめた映画でした。

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いかに頑張って恐竜を作ったかなどの裏話も、パンフレットに書いてあり、面白いです。

さすがですね。


昔は、映画のパンフレットって、タダでもらえたのに、最近は売ってるし高いですねぇ。




長々と、お付き合いくださりまして、ありがとうございました(^-^)/





スイミン(id:skyaya)2018/07/23