昔のひどい犯罪者の話を、テレビ化することに何の意味があるの? 殴り書き注意。
つい最近も、やってましたが。某死刑囚の真実、的な再現ドラマ。
見ていてイライラしました。だから、途中で消しました。思い出してまたイライラしたので投稿!
昔、アメリカで9・11のテロがあったあと、それに関連する映画をバンバン作ってましたが、それを思い出します。
気分悪いです。
*国民には知る権利がある、でもそれは本当に知ったほうがいい情報なの?*
特に、つい最近の再現ドラマ、連続幼女誘拐事件の、犯人はこーだったとかあー言ったとかいうやつ。
それを見ることによって、国民が、
「こういうヘンタイもたくさんいるから気をつけよう」
とか、
「犯罪者の心理を知って未然に犯罪を防ごう」
とか、前向きでためになる情報なら、見る価値があるでしょうよ。
でも、内容はそうではなかった。
あの時のあのセリフがもっと公にされていれば(被害者の)発見が早かった。
とか、もう事後のことばかり。
今どき、犯罪者が犯罪を犯す前に、どこで何していたかとか、どんな人生を辿ったからこうなっただとか、
ネットでたやすく見れるわけです。
さらに嫌な気分になったのが、ああしてれば逮捕は早かったかもしれないとかいう、
無責任きわまりない発言。
当時、現場近くに住んでいた子供は逮捕まで、親子共々本当に怖かったようです。
(旦那が近くに住んでいた子供です)
逮捕が早かったら、亡くならずに済んだ子もいたかもしれないけれど、
そんな話を今さら流されて、
亡くなった子が帰ってくるわけでもない。
アホかと思う。
遺族が見てたらどんな気持ちがするだろうか。
2月頃?にやっていた、浅間山荘事件にまつわる、
○○ベースの話なら、
人の集団心理は恐ろしいということや、
自分だったらどうしていただろう?
ということに関しては、考えるきっかけにはなるから、その点ではまだマシでした。
それでもやっぱり、
共通して言えることが、
「死人に口なし。」
すべてが、まだ存命している人間からの情報でしかなく、もしかしたら、本当はさらに複雑な状況だったのかもしれない。
まだ生きている人の話は、関係していたなら、信憑性はあるけれど、どこも盛っていなかったり、犠牲者の代弁が確実にできている保証がどこにもない。
なんか、こういう再現ドラマがあるたびに、
たぶん多くの人は興味本意で見てるんだろうな、
ということに気持ちがいってしまい、
すごーく嫌な気持ちになります。
わかりやすく言うと、
アメリカみたいに、
悲惨な事件をある意味エンターテイメント化しないでほしい。です。
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昔、近所で大きな火事があり、幼いお子さんが数人亡くなったことがあったんですが、
夜の10時に記者がインターフォン鳴らしまくってきて、
何事かと思ったら、
「亡くなったお子さんたちの写真持ってませんか?」
だと。知り合いでしたか、とか。
ええ、知り合いでしたよ。ちょっとね。でも話したくないですよ。その家の事情など。
旦那がキレて、「あるわけないだろう!」と追い返しましたが、
それ以来、私は報道の半分は信じてません。
実際に報道された内容も、嘘ばっかり。
だから、騒ぐのは勝手だし、国民には知る権利があるけれども、
再現ドラマみたいに、変に美化するようなものを作るのは、やめてもらいたい。
そういうのは、日本人の精神性を、さらに低下させるだけだと思う。
と、感じたのは、たぶん私だけではないはず。
ですよね。