生き物にまみれて暮らす主婦レポート in 東京

生き物に関する知識と、栄養管理士の資格などを駆使して日々試行錯誤しているダイアリーです。

運動会と南中ソーラン/今でも忘れられないある保護者のエピソード-

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ついに、我が息子も今度の運動会で、南中ソーランを踊る日がやってまいります。

と言うと、何か特別なのか、と言われそうですが、うちの小学校では、

5年生の運動会の演目といえば、南中ソーラン。

なんですね。けっこう昔かららしいです。

もう、そんな時期になったのかぁ~、と。


そんなわけで、黒Tシャツもだいぶ前に持たせていて、ちゃんとやれるんだろうか、と、
ワクワクより、ヒヤヒヤ、してるのですが、


本題に入ります。前置きが長い。

去年の南中ソーランのときの忘れられない話


去年、私は息子の学年じゃなかったけど、運動会で係りだったこと、

ソーランの次の次に4年生の演目があったので、

息子の学年の椅子が並ぶ後ろらへんから、5年生の保護者さんに混じって、5年生の南中ソーランを見ていました。

来年の参考にもしたいし。
買うものとかね。


この辺の小学校は、運動会では子どもと保護者はほとんど絡めません。
一緒にお弁当の時間も無し。昔はあったんだけどなー。。

子どもたちは自分たちの椅子を学年毎に校庭のトラック沿いに運び、保護者はその後ろから見てるだけ、

という感じ。だから、前のほうに行かないとまともにビデオも撮れないんですよ。校庭狭いし。


場所取りも兼ねて、5年生の保護者に混じってたわけです。

そこへ、5年生の入場。


校庭狭いくせに生徒の人数は多いので、私の目の前?というか、目の前の空席になっている児童の椅子の前(児童は、自分たちの演目の前の前くらいから準備のため、出動中)、

に、黒い衣裳の5年生たちが入場~!

さすがに、高学年はもうみんな大きいな、
なんて思いながら見ていたら、

南中ソーランが始まりました。

そして、ソーランの演目中に…


私は5年生の保護者さんに混じっていたので、おそらく周りはみんな当時の5年生の保護者さんばかり。
みなさんデジカメやら、ビデオ片手に我が子の躍りを観ていました。

私も、おー、南中ソーランってこういう踊りなんだ、と(あまりまともに見たことがなかった)楽しく見ていたら…



「すっげーつまんねぇ」

いきなり隣から、大きなトゲのある男性の声が。

びっくりして、チラッと確認すると、目の前のソーランを踊る子のどれかの、お父さんの模様。

近くにお母さんらしき人は確認できませんでした。


「ぜんっぜん面白くねーな!」

さらに続けるお父さん。聞いててひやひやする。
他の人は、スルーなのかあまり聞こえていないのか、特に気にならない様子。というか、我が子に夢中。

私は真横にいたので、よく聞こえてしまいました。


そんな中、唯一、反応を示していたのが、

ソーランを踊る子の中のうちの、
最もこちらの近くにいる、男の子。

顔を真っ赤にして、うつむき加減で、怒ってる?みたい。でも、絶対にこちらを向かない。
ああ、あの子のお父さんなんだな、と察しがつきました。

結局、ソーランの途中で、

「やっぱりつまんなかった。見て損した」

と捨てゼリフを残して、お父さんは去っていってしまいました。

その間にも南中ソーランは続き、私はなんとも言えない気分になってしまい、正直なところ、あの男の子が可哀相だなぁ、とちょっとショックも受けました。



◆なんであんな暴言を吐いたのか考えてみた◆

そのあと、運動会も無事終わりつつあり、私は、
あのお父さんはなんで、あんな暴言を、

たぶん息子に聞こえるようにわざと

吐いたのかなぁ、といろいろ想像してみるに…


男の子は、おそらくもうプチ反抗期なんだろうな、と。

で、おそらく主に、父親に反抗してるのかも、と。

それで、お父さんは、運動会の南中ソーラン、という場面で思いっきり、我が子が傷つくように?普段のうさ晴らしで?
あんな風に言ったのではなかろうか。

それでなければ、ただの虐待?になるし、わざわざ見に来てまで暴言吐かないんじゃないだろうか、と。

声の調子や態度で、そう想像するのが一番自然でした。



◆あの戦い?は、完全に父親の負けだと思う◆


仮に、私の想像が当たっていたとしたら、あのやり方は、完全に父親の負けいくさだと思いました。

というか、やり過ぎ。あれでは、関係がますますひどくなるばかりで、解決しない。

早い子は、5年生あたりから、プチ反抗期が始まりますけど、5年生の反抗期なんて、まだまだ、幼いもんだと思うんですよね。

結局、ああ言った、こう言った、のバトルくらいで、(うちも父親にはよくあります)確かに非常に親としては気分が悪い!です。
でも、

運動会の演目って、子どもたちは毎日必死で頑張って練習してきた集大成じゃないですか?
緊張もしているだろうし。中には、リレーなどの朝練に行く子だっている。

子どもとしては、高学年になったら、親に見に来られるのが恥ずかしいから嫌だ、って子もいるけど、

実際に親が来なかったら、それはそれでちょっとさみしい、っていう、微妙な年齢ですよね。

そういう状況下で、運動会という公の場を使い、子どもに恥をかかせて日常生活の恨みを晴らす?ような行為は、完全に親の負けですよ。ね。

言い返すのがほぼ不可能な状態で、やり返す?のは卑怯。

やるなら男らしく正々堂々とやれ!大人のくせに子供だぞ!
(と、言いたかったけど言えなかった・・・・)


あんなこと言う前に、どれだけ運動会に向けて頑張ってきたのか、プロセスを想像しなかったんだろうか。
それとも、分かってて、言ったのか。

いずれにせよ、私は、最低な言動として、自分のことじゃないのに何か傷つき、ショックで、今でも忘れられないのです。

聞いてる人もいるんですよ。嫌な気分になるし、ちょっとトラウマです。


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そして、今年は息子が、運動会で南中ソーラン。

複雑な気持ち。。。

とにかく、頑張れ、息子!

そういえば、「運動会は雨降れ~!」と言ってました。(笑) 内気なので、ものすごく緊張するのだとか。

私は、暴言じゃなく、エールを贈りたいです。

あの親子は今年、6年生。仲良くしようよ、ね。最後なんだから。