生き物にまみれて暮らす主婦レポート in 東京

生き物に関する知識と、栄養管理士の資格などを駆使して日々試行錯誤しているダイアリーです。

今さら、映画「ルーム」の感想など。


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画像は全く関係がない、久しぶりの烏骨鶏のランチャンです。こんにちは、スイミンです。


ランチャンはすっかり大きくなりまして、
もうすぐで10ヵ月?


くらいになります。

烏骨鶏のランチャンとプリンチャンもよろしくお願いします♪


ということで、タイトルの、「ルーム」。


私は見たら鬱が一時復活しました。ので感想などを徒然と書きたいと思います。(私の鬱病は治ってます。詳しくは過去記事に。)


ルーム(字幕版)


アマゾンから画像引用。リンクへ飛びます。



鬱になるようなものをなぜ観たのかと言うと、

たまたまケーブルテレビでやっていたからです。


あっという間に引き込まれましたよ。

以下、ざっくりあらすじです。


ある日女性が誘拐され、監禁されます。女性は2年後に妊娠・出産をします。
産まれた男の子が5歳になった頃、二人はなんとか逃げ出し、外の世界へ戻れましたが、
そこからがまた大変。二人には平穏な日常がいつ訪れるのか。。




大変評判の高かった映画であり、実際に起きた事件をもとにしているものであり、母親役の女優さんは主演女優賞をとっているそうです。


が、今回は、映画の紹介記事ではありません。


あくまでも感想です。


私は実際に起きた事件をもとにしたと知らずに観たのです。なので、これは実際の事件を知りたくなかったのですが、調べたら、
知っていました。凄まじい事件ですが、映画ではかなり違っているので、

しつこいですが、あくまでも、

映画の感想です。前情報なしで観た感想です。


まず、

男の子役の子を、私はずーっと、初めから終わりまで


「実は女の子である」


と思っていました。そういう展開かと思っていたのです。とにかく可愛らしい。素晴らしい。名演技。


いつ、女の子っていうネタバレがあるの?

と、わくわくしていましたがそのようなものはありませんでした。
ジャックは男の子でした。



鬱になりましたポイントが、観た皆さんが絶賛する、

「外へ戻って来られた母親になった女性や周りの人間の葛藤部分(と、母と子のやり取り)」

ではなく、


私には、男の子(ジャック)です。


彼は、監禁部屋、「ルーム」で産まれた子なので、母親とは違い、外の世界が生まれて初めてなわけです。


初めて外の世界があると知ったとき、
そして、脱出したときに彼が初めて、ガラス越しではなく見た青空。


そこでもう泣きました。鬱!



母親として戻ってきた女性は大変です。押しかけるマスコミ、両親や周りの人間とのやり取りや距離感、自分への目、子どもへの目。

子どもも守らなきゃならないのに精神の余裕がどんどんなくなっていき、できない。

もしかしたら、ジャックがいなかったら、と思ったかもしれない。(かもしれない。だけです。そんなこと絶対ないに違いない。)


そのあたりの部分は泣いてもう当たり前、あまりの非日常な日常の近さです。

だから、


私には、ジャック!がツボでした。


「外の世界にはいろいろなものがある」


やめてぇぇぇ(泣)



外の世界に対する驚きを、純粋かつ眩しく冷静に、ひとつひとつ受け止めていくこの少年の身の上を思うと、

頭をかきむしりたくなりました。



監禁していた男は少年の父親でありますが、愛する娘を誘拐・監禁していた憎き男、であるため、

両親にとってジャックは、複雑な存在。

しかも、両親は離婚している。

父親(ジャックのおじいちゃん)がなぜジャックに対して優しくないのか、


ジャックにはわかるけれどわからない。


わかるけれどわからない。でもそのままでいい。


これに尽きます。鬱になります。


おばあちゃんは優しいし、おじちゃんも優しいし、



ママは大変そうだけれど僕が世界一愛している人。


ママは僕を世界一愛している人。


衣食住にも不自由しないのに、たまに子どもにイライラしたりする私は、ジャックに勝てない。


勝ち負けではないですが、もう負けたい。負けでいい。勝ちたくない。


忍耐力と信じる力が違いすぎるんです。

まるで、彼が初めて見た青空のように、すっぱーん、

とどこまでも透明でまっすぐで、強い。


録画しておいて良かったですが、ジャックがあまりに眩しすぎ、私は鬱になりました。(いっときですが。翌朝には治りました)


誰に何を言われても、言われなくても自己否定しないジャック。ただ前を向いていられる。ルームにも戻ってみたけれど、小さかったことを確認してそれで充分。


人は、愛されれば自己肯定感が強くなると言いますが、愛されているのを知っているから誰も恨まないジャック。

冷たくされても恨まない。憎まない。嫌わない。


ジャックはまるで、本当に雲ひとつない青空みたいでした。


母親役のほうへ共感するのは、私にとっては、同じ女性として当たり前すぎたためか、かえってジャックの純粋さが心に焼き付いた映画でした。




また観たいけどまた泣くからなー、と、

暇なときにまた観よう、と決めております。できれば一人で観ます。





本日も、お付き合いくださり、本当にありがとうございました(^-^)/




スイミン(skyaya)